疾患
Diseases不整脈
不整脈について
不整脈とは、心臓の拍動が不規則になったり、正常なリズムを失ったりする状態を指します。健康な方でも日常的に起こることがありますが、脈が飛んだり、異常に速くなったり遅くなったりする場合は注意が必要です。加齢や過度なストレス、睡眠不足、疲労などが原因で引き起こされることが多い一方で、高血圧や心臓の病気、甲状腺の異常など、他の疾患が背後に潜んでいる場合もあります。放置すると心不全や脳梗塞といった重大な病気を引き起こすリスクが高まるため、早期の発見と適切な対応が非常に重要です。少しでも脈の乱れや胸の異常を感じた場合は、決して自己判断せず、早めに医療機関を受診することをご検討ください。
不整脈の症状について
当院でよくご相談いただく症状は以下の通りです。その他に関しても気になる症状があれば、お気軽にご相談してください。
- 胸がドキドキする・脈が飛ぶ(動悸・不整脈)
- めまいがする・立ちくらみが頻繁に起きる
- 胸が締め付けられるように痛い・圧迫感がある
- 動くと息切れがする・階段の上り下りがつらい
- 安静にしていても息苦しい・呼吸がしにくい
- 健康診断で「心電図の異常」を指摘された
不整脈の診断と検査について
心電図
心臓の電気的な活動を波形として記録する、不整脈診断において最も基本となる重要な検査です。脈の乱れや異常なリズムが生じていないかを調べ、不整脈の種類や心臓への負担の状態を迅速に把握することができます。
24時間ホルター心電図
小型の携帯型心電計を24時間装着していただき、日常生活を送る中での心電図を連続して記録する検査です。短時間の通常の心電図検査では捉えきれない、夜間就寝中や特定の動作時にのみ起こる発作的な不整脈の発見に非常に有効です。
エコー検査(心臓エコー)
超音波を用いて心臓の動きや大きさ、形などをリアルタイムに観察する検査です。心臓の筋肉の働きや弁の異常の有無を確認し、不整脈の原因となるような心臓の構造的な病気が隠れていないかを、身体に負担をかけることなく詳しく評価することができます。なお、当院では毎週木曜日の午前、および第2・第4土曜日に検査枠を設けております。
血液検査
採血を行い、全身の健康状態を客観的に確認します。不整脈の原因となる可能性がある、炎症反応の有無や生活習慣病に関する数値を測定することで、体内の異常や他の病気の影響がないかを詳しく調べます。
不整脈の治療法について
薬物療法
心臓のリズムを正常に整えるための抗不整脈薬や、脈の速さを適切にコントロールするお薬を使用します。また、不整脈の種類によっては血栓(血の塊)ができやすくなるため、それを防ぐための抗凝固薬を使用することもあります。患者様お一人おひとりの症状や不整脈のタイプに合わせて最適なお薬を選択し、効果や副作用を確認しながら治療を進めていきます。
生活習慣の改善指導
不整脈の多くは、過労やストレス、睡眠不足、過度なアルコール摂取、喫煙などが引き金となって起こります。そのため、規則正しい生活リズムの確立や質の高い睡眠の確保、適度な運動の習慣化など、日常生活を見直すための具体的なアドバイスを行い、体質改善から症状の緩和と再発防止を目指します。
不整脈の予防について
不整脈を予防するためには、日頃から心臓への負担を減らす生活を心がけることが大切です。まずは栄養バランスの良い食事を摂り、過労や睡眠不足を避けて十分な休息をとるようにしましょう。また、日々のストレスは不整脈の大きな要因となるため、趣味の時間を持つなど自分なりのリフレッシュ方法を見つけて解消することも重要です。カフェインやアルコールの過剰摂取、喫煙は不整脈を誘発しやすいため、できるだけ控えることをお勧めします。加えて、定期的に健康診断を受けてご自身の血圧や心電図の状況を正しく把握しておくことが、異常の早期発見と予防に繋がります。