疾患
Diseases肺炎
肺炎について
細菌やウイルスが肺の奥深くにまで入り込み、強い炎症を起こしてしまう病気です。最初は風邪と同じような症状ですが、高熱が何日も続いたり、激しい咳や黄色・緑色のドロドロとした痰が出たりする場合は肺炎の疑いがあります。特にご高齢の方や持病がある方は急激に重症化し、命に関わることもある大変危険な病気です。「風邪が長引いているだけ」と我慢せず、まずは一度お早めにご相談ください。
肺炎の症状について
「高熱が続く」「激しい咳と黄色い痰」「呼吸が苦しい」「胸が痛む」——こうした症状でご相談に来られる方が多い疾患です。肺炎は胸部レントゲンと血液検査で速やかに診断でき、適切な抗菌薬治療で多くは改善します。肺炎球菌ワクチン接種にも対応しております。以下に当てはまる方は早めにご相談ください。
- 発熱・微熱が続く
- 咳が止まらない・長引く(2週間以上続く)
- 黄色や緑色の痰が出る・痰の色がおかしい
- 安静にしていても息苦しい・呼吸がしにくい
- 咳をすると胸や背中が痛む
肺炎の診断と検査について
レントゲン
胸部の画像撮影を行い、肺の中にスリガラス影や浸潤影と呼ばれる炎症を示す白い影がないかを視覚的に確認し、肺炎の有無や炎症の広がりを迅速に診断します。
血液検査:アレルギー、炎症反応、生活習慣病数値の測定
白血球数やCRP値などの炎症反応を測定し、体内で起きている感染症の強さや重症度を客観的な数値として把握します。治療効果の判定や回復の推移を確認するためにも使用します。
尿検査
高熱や食欲低下による脱水症状の有無を確認するとともに、特定の細菌(肺炎球菌やレジオネラなど)が原因であるかを調べるための重要な手がかりとして活用することがあります。
肺炎の治療法について
薬物療法
細菌感染が原因と考えられる場合は、病原体に対して効果のある抗菌薬(抗生物質)の内服薬や点滴を処方します。併せて、咳や熱、痰などのつらい症状を和らげるためのお薬を使用し、十分な休養とともに体力の回復を図ります。
肺炎の予防について
日頃からのこまめな手洗いやうがい、人混みでのマスクの着用で病原体の侵入を防ぐことが基本となります。特にご高齢の方や持病がある方は、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種が非常に有効です。また、食事中のむせ込み(誤嚥)を防ぐための丁寧な口腔ケアも、細菌の肺への侵入を防ぐ肺炎予防に大きく繋がります。