症状
Symptoms横になると咳が出る・就寝中に咳き込む
横になったときや就寝中に咳がひどくなる症状は、咳喘息・逆流性食道炎・後鼻漏・心不全など、特定の原因を示唆する重要なサインです。当院では、丁寧な問診と必要な検査で原因を探り、患者さま一人ひとりに合った治療をご提案します。
こんな症状はありませんか?
以下のような症状にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
-
横になると咳が出て眠れない
-
夜中や明け方に咳き込んで目が覚める
-
起き上がると咳が楽になる
-
仰向けになると喉の奥に何か流れる感じがする
-
横になると胸やけや酸っぱいものが上がってくる
-
日中は咳が出ないのに夜だけ咳が出る
-
横になると息苦しさを感じる
横になると咳が出るおもな原因
体位の変化で咳が悪化する場合、以下のような原因が考えられます。
咳喘息・気管支喘息
気道の炎症により、特に夜間や早朝に咳が悪化します。横になると気道が狭くなりやすく、咳が出やすくなります。乾いた咳が特徴で、冷気や運動でも誘発されます。
逆流性食道炎(GERD)
横になると胃酸が食道に逆流しやすくなり、食道や喉を刺激して咳が起こります。胸やけを感じなくても、咳だけが症状として現れることがあります。
後鼻漏(副鼻腔炎)
鼻水が喉の奥に流れ落ち、横になるとその量が増えて咳を誘発します。鼻づまりや鼻水、喉の違和感を伴うことがあります。
心不全
心臓のポンプ機能が低下すると、横になったときに肺に血液がうっ滞し、咳や息苦しさが起こります。足のむくみや疲れやすさを伴う場合は注意が必要です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
長年の喫煙などにより肺の機能が低下し、横になると呼吸がしにくくなり咳が悪化します。痰を伴う咳や息切れが慢性的に続きます。
こんな場合は要注意です
以下の症状がある場合は、重大な疾患が隠れている可能性があります。速やかに受診してください。
すぐに受診が必要なサイン
- 横になると息苦しくて眠れない
- 咳とともに泡状のピンク色の痰が出る
- 足のむくみや急激な体重増加がある
- 咳とともに胸の痛みがある
- 日に日に症状が悪化している
- 喫煙歴があり咳と息切れが続いている
当院の治療アプローチ
夜間・臥位での咳の原因に合わせて、適切な治療を行います。
薬物療法
咳喘息には吸入ステロイド薬・気管支拡張薬、逆流性食道炎には胃酸を抑える薬、後鼻漏には抗ヒスタミン薬・点鼻薬、心不全には利尿薬・強心薬など、原因に応じた処方を行います。
生活習慣の改善
就寝時に上半身をやや高くする、夕食後2〜3時間は横にならない、禁煙、室内の湿度管理、寝室のアレルゲン対策など、夜間の咳を防ぐ生活改善をサポートします。
経過観察・精密検査
胸部X線検査、心電図、血液検査、呼吸機能検査などで原因を特定し、定期的に経過を観察しながら治療方針を調整します。